新しいお寺のかたち 全国から人が集まるお寺「光澤寺」の秘密②-八頭町

光澤寺に人が集まる秘密、そのもう一つの理由は本堂にありました。

前回の記事はこちら!
新しいお寺のかたち 全国から人が集まるお寺「光澤寺」の秘密①-八頭町

供養の新たな選択肢

日本では、人が亡くなると葬儀を行います。
そして火葬し、お墓へ納骨します。
お墓は、先祖代々続くものです。
当然、その家の家族が入ります。
嫁いできた女性や、婿養子となった男性もその家のお墓へ入ります。
実家のお墓へ入ることは、できません。

今、その常識が変わってきているといいます。
特に女性たちの中で、嫁ぎ先のお墓に一緒に入る以外の選択肢が出てきています。
永代供養はご存知ですか?
光澤寺さんも、永代供養をしてくださいます。
一般的な永代供養は期間付き・・・
期間が終わるとどうなるのでしょうか。
通常は、一定期間が過ぎ 故人が成仏したと思われる段階で「合祀(ごうし)」といって、他の方とまとめて土にかえすのだそうです。
亡くなった後とはいえ、結局は誰か知らない人と共に過ごすこととなります。

住職さんに後光が・・・

光澤寺さんでは、ここも他のお寺とは違います。
期限がなく、自分の納骨スペースはそのままに、お寺と共にあります。
ずっとここに、居たい人と一緒にいられるのです。

納骨堂は、全部で108区画あり
1区画おひとり30万円、おふたりの場合は40万円で永代供養をしていただけます。
こちらは檀家さんでなくても大丈夫!(実際、檀家さんはほとんどいらっしゃらず鳥取市内の方が多いんだそう)

イメージを覆す、おしゃれな納骨堂

こちらが納骨堂。全然怖かったり暗かったり、ネガティブなイメージがなく、明るくおしゃれで素敵な空間!

みなさん、納骨堂のイメージはどういったものでしょうか?
私が持っていたイメージは
 暗く、重く、どんよりとして、少し怖くて、近寄りがたいイメージ
でした。
しかし、こちらへ案内いただいた際、とても驚きました。
とにかくおしゃれ!お寺とは思えない空間でした。

納骨堂まで案内してくださる住職さん。

壁は、ジャングルを思わせる壁紙で
扉を開けた状態にすると、まるで絵画のよう。
既に何名か入っておられますが、扉にはアルファベットなどでお名前と生まれた日、亡くなった日などが書かれています。
表記などは、スウェーデンのお墓などを参考にされているそうですよ。

沢山の光に包まれた空間。実際みると「入りたい!」と思ってしまう

そして、こちらの納骨堂、実は本尊の中にあるのです。
こういったスタイルはとても珍しく、いつでも人を身近に感じられる
明るく優しい印象で、女性に特に人気だそう。
実際に生前契約される方も多いようです。
私自身もこちらの納骨堂を見せていただいて
「こんなところに入りたい・・・」
と思ってしまったので納得です!

お墓参りといえばお手入れなどが大変ですが
こちらの納骨堂はその必要もなく
いつでも手ぶらで会いにこれるというのも魅力です。
お線香を今日は持ってきていないのでまた後日・・・というのではなく
気軽に「会いたい」と思えば会いに行けるって素敵だと思いませんか?
高齢になって、体が不自由になったとしても車椅子でも入れるそうです。
どんなかたでも迎えてくださる体制やお気持ちがあるので、いつでも、いつまでも気軽に来れますね。

談話室には沢山の絵画

こちらに飾ってある絵は、聴覚障害の方が作ってくださった立体の絵や
納骨堂に入られている方が生前書いてくださった光澤寺さんの猫、ピーコちゃんの絵などがあります。

来られる方々に真摯に向き合ってくださる住職さん
自分を見つめなおすことのできる宿坊での緩やかな時間は
亡くなった後でも安らかにいられるような気がします。

人気の曼荼羅

納骨堂からみえる、本尊の裏に壁には美しい曼荼羅(まんだら)の絵がかかれていました。
こちらは、鳥取の小粥(co cayu)さんの作品で、5日間にわたり滞在されて書き上げた見事な作品です。
こちらの絵は、特に女性人気で、個人で描いていただきたいと希望される方も多いとか。ワークショップなどでも活動されているので、気になった方は是非ブログもチェック!!
小粥さんのブログはこちら

見とれてしまう曼荼羅、女性に一番人気スポット!

曼荼羅とは、仏教(特に密教とよばれるもの)の教えを図説化したものです。
色々なものが存在しますが、光澤寺さんの本尊裏に描かれたものは
胎蔵界(たいぞうかい)曼荼羅」という種類のもです。
特徴としては、胎=母胎、つまり仏の胎内を描いたものになります。
太陽を象徴する中央の大日如来の慈悲が放射状に照射され、宇宙を照らしているさま、つまり宇宙であり、命を生み出す場所のことであります。
まるで、女性そのもののようですね。
人が亡くなった後お世話になることの多いお寺ですが、この絵を見ると、ここは終わりの場所ではなく始まりの場所のような気がしてなりません。
とてもカラフルで美しく、柔らかな曼荼羅はいつまでもみていられそう。

是非本物の繊細でやわらかく美しい曼荼羅を見てみてください

怖がりでも、怖くない空間。

ソファや円卓など、お寺っぽくない!

前回の記事でもかかせていただいた、深夜Barになるところはこちらです。
本尊の目の前で座るとなるとどこか緊張する部分もあるかと思いますが、光澤寺さんの場合はむしろ逆!
開放感たっぷりでい心地の良い空間です。
風水的にも、スピリチュアルな能力がある方から見てもとても良い場所みたいですよ。
普段怖がりなんです。。。というかたも、怖くないとおっしゃる
この場所は、亡くなってくる場所ではなく、生まれる場所だといいます。

本尊から見た景色。

ここから見る景色が大好きだという方が多いとのこと。
光澤寺のある環境はちょうどよく
山が見え、住宅も見え、程よい生活感が孤独とは違う安心感を産むといいます。

やずブータン村、こころの幸せを大切にする場所

ひときわ目立つ看板、若桜鉄道の駅の看板にみたててあります

住職さんは、光澤寺の住職であり、宿坊光澤寺も運営されていますが
実はやずブータン村の代表でもいらっしゃいます。
・・・やずブータン村って、なぁに?

ブータン王国をご存知ですか?
国民総幸福度が世界一高い国です。
ブータンは、仏教国であり 、物質的な幸せより心の幸せを大切にしている国なんだそうです。
そんなブータン王国のような場所を日本にも作りたい・・・
そんな住職さんの思いからこの運動がスタートしたそうです。
好きな時に便利なものがすぐ手に入る世の中ですが、
幸福度はどうでしょうか。
あなたの心は、幸せですか?
私は・・・言葉に詰まりますが。。。笑


やずブータン王国では、光澤寺を中心とし
みんなが少しでも安心して暮らせるコミュニティ実現を目指しているそうです。
様々な取り組みをされていますが、やずブータン村まつりは毎年かなりの盛況ぶりのようです。

やずブータン村祭りの様子。所狭しと人がこんなに!



光澤寺では、生きる上で知っておきたい心の仕組みを学べ
亡くなった後どうありたいか、供養の選択肢でもあり
生きている間も、なくなってからも、少しでも不安や苦悩が和らげる、そんな場所だなと感じました。

訪問させていただいた以降も、毎日訪問者があり
お手洗いは改装され、客室も変更されています。
また、ヨガや小粥さんの曼荼羅塗り絵があったりと
光澤寺は日々変化し続けています。

前向きに、日々進化し続けるお寺、それがこのお寺の魅力の一つでもあるのです。
きっと、多くの方が持っている保守的で閉鎖的なイメージは、すぐに覆されることでしょう。
まずはぜひ、この地へ訪れてみてください。
そして、たわいもないお話を始めましょう。

貴方のこころの幸せを、見つけにきませんか?



光澤寺 住職
本願寺派布教使
宗元英敏(むねもとひでとし)さん

〒680-0604
鳥取県八頭郡八頭町南398
TEL:0858-84-1650
http://www.koutakuji.com

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石橋 明香

石橋 明香

鳥取生まれの鳥取育ち、一児の母。 システムエンジニアとして仕事をしながら家事に育児に奮闘中。 食べることが大好きで、新しいお店や美味しい食材を発掘して楽しんでいる。 自宅でも美味しいご飯作りを日々研究。 講師を招いてお出汁の会を主宰したり、参加者で新鮮なお肉を活かした餃子やハンバーグをつくる会等イベントも積極的に行っている。

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