無農薬で野菜を育てられている東口さんという方が八頭町にいらっしゃると聞き
Instagramで八頭町の魅力を発信している「八頭ガール」の石橋さん&森木さんと
SaQ公式ライターの大西の3名で『ライスファーム・隼』代表の東口さんを突撃取材をしてきました♡
(広い畑です)
ー本日はよろしくお願いします。どんなお野菜を育てられてるんですか?ー
今は甘長とうがらし、茄子、パプリカ、トマト、ブロッコリー、
ズッキーニ、かぼちゃ、ゴーヤ、黒豆、大豆、小豆、オクラ、さといも、さつまいもなどを育てています。
大根はつい先日植えたばかりです。本当はもっと早い時期に植えるんですけどね。
他の農家さんはすでに出来上がっているのに、遅れ遅れになってしまって恥ずかしいです。
他には奈良のやたがらすや、山口の獺祭といったお酒用の米も作っています。
これが先日届いたばかりのお酒です。これにもうちのお米が使われています。
(幻の酒米「亀の尾」を栽培されています)
ー農業はいつからされてるんですか?ー
定年退職後から、ずっと興味があって始めました。
八頭町の船岡は竹が有名で、前からその竹のチップを使って農業をしたかったんです。
はじめに畑の土を作るときにその竹のチップを混ぜました。芋はこの竹チップが合うのかよく育つんです。
ーほんとに、大きい〜!!!手入れも大変なんじゃないですか?ー
いやいや、植えたら後は「放ったらかし」。草取りもしていないです。水もあげていません(笑)
でも、今年は雨が少なくて、かんかん照りの夏の時期に、おかあに水をやった方がいいと言われて、一回だけ水をやりました。
肥料もはじめに農業をするときに竹のチップと鶏糞を混ぜたっきり、五年間何もしてません。
それでも勝手に育つからすごいですよね。
うちの野菜を食べた方は、野菜の肉厚にいつもびっくりされます。
ー無農薬をしようとおもったきっかけは何だったのでしょう?ー
食べるものは命、健康にとって一番必要じゃないですか。どうせなら、薬なんか使わないものを口にしたい。
それに、「楽しい農業」をしたかったんです。販売で出荷してっていうのではなくね。
自分たちと、欲しいと言ってくださる周りの方にあげる分だけでいい。周りの方が喜んでくださるのが一番うれしいです。
肥料も、消毒もしないでと人は笑うけれど、自然に任せて育てたかった。横着農業です(笑)
(生えっぱなしの草も次の植え替えの時に土に混ぜてしまうそうです。それも美味しいお野菜の出来る秘訣のひとつかもしれません)
ー無農薬栽培で難しいことはありますか?ー
葉物野菜には虫がどうしてもつく。それが困りますね。
そこで消毒(農薬)が必要になるんでしょうけど、でもそれはしたくない。いつも葛藤です。
売られている苗や種自体は元々消毒がされているので、無農薬野菜というにはふさわしくないのですが、
栽培中には農薬は使いたくないんです。
お酒用のお米の栽培も、どうしても周りに草が生えてしまうので除草剤のお薬を使いますが、
それを通常使われる分の4割まで減らしています。
鳥取県から「特別栽培農産物生産登録」の認定もいただいています。
ーこれからの農業でやってみたいことはありますか?ー
ズッキーニなんかのめずらしいお野菜を育てるのは楽しいですね。
黒ニンニクやえごまも育ててみようと思っています。身体にいい食べモノづくりにチャレンジしたいです。
日本酒も今販売されているものより、さらに精製されたお酒を作る計画があるので、質のいいお米を作れるようにしたいですね。
自分が作ったお米がそういった形で価値のある製品として販売されるのは面白いです。
これからも、「楽しい農業」をしていきます。
たくさんお話を聞かせていただいた東口さん。
取材中もお野菜をどんどん収穫して、ビニール袋6つ分もご好意でプレゼントしてくださいました!!ありがとうございます。
早速家に帰っていただいたお野菜を使って
味噌炒めやポン酢和え、お味噌汁にガパオライスなどいろいろとお料理してみましたよ☆彡
東口さんがおっしゃられていたように、お野菜の肉厚がぷりぷりで、噛みごたえが抜群!!
どのお野菜もスーパーで拝見するものより大きいのにも驚きました。
それに、包丁を入れた時の弾力が凄くて、野菜本来の強さを感じます。
普段お野菜が苦手であまり食べてくれないお子様もパクパク食べたとのご報告も。
無農薬での栽培ということで子供にも安心して食べさせることができるのがとっても嬉しいですね。
食べ物は栄養価だけでなく作り手の波動や思いが乗っているもの。
「放ったらかしにしているだけ」とおっしゃられていた東口さんですが
手をかけすぎず見守る姿勢がこのおいしさを引き出しているのですね。
農薬や消毒をしない、太陽と大地の恵みだけで出来たハイクオリティな食材!
無農薬栽培のお野菜は、とても輝いていました。
「楽しい農業」をされる東口さん、貴重なお時間をありがとうございました。

大西 早織

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